ローンを組み合わせる「はんはんプラン」
固定金利の安心感も、変動金利の低金利もどっちも捨てがたい!
そんなときには、2つのローンを組み合わせて利用できる「はんはんプラン」を使えば、お互いの長所を生かせます。
これから金利が上がっていくと考えるなら、金利が低いうちに長期で固定金利型のローンを惜りておきたいところ。一方で、これから金利が上がらないと考えるなら、変動金利型や短期の固定金利型のローンを選んでおいた方が、毎月の返済額を少なくできます。
こうした、あらゆるケースを想定してリスクを分散しておきたいと考えるなら、タイプの異なるローンを組み合わせて利用する「はんはんプラン」を選ぶといいでしょう。固定金利型のローンと、変動金利型のローンを組み合わせて利用すれば、お互いのメリットを生かしつつ、お互いのデメリットを補い合うことができます。
たとえば、全期間固定金利型と変動金利型のローンを半分ずつ借りておけば、その後の金利が上がっても、固定金利部分の返済額は維持でき、返済額アップを抑えることができます。
また、金利が上がってきたら変動金利のローン、低金利が続くなら固定金利のローンから先に繰り上げ返済するといった工夫をすることで、将来の利息負担を効果的に減らせます。
2つのローンを組み合わせるには、フラット35と民間ローン、財形住宅ローンと民間ローン、などというように、まったく別々のローンを組み合わせる方法と、1つの金融機関から2タイプのローンを惜りる方法があります。
どちらもリスクを分散する効果は同じですが、ローン契約にかかる諸費用は、1つの金融機関から借りた方が安くできます。
タイプの異なるローンを組み合わせて利用する「はんはんプラン」なら、金利が上下するリスクを分散できるので、今後の金利動向か予測できなくても安心して返済できます。
(続く)
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